16カットスタイル

5つのカットスタイル

ファイリングで爪の形を整える際に、スタンダードとなるのが5つのカットスタイルです。形の特徴と名称は必ずといっていいほど出題されますので、それぞれの違いをしっかり押さえましょう。

名称形の特徴仕上げ方
スクエア先端、側面ともにストレートな形。長さを整えた後、サイドラインをストレートにする。先端は爪のカーブに対して90度に当て、サイドラインに角ができるように仕上げる。
スクエアオフ先端、側面ともにストレートで、角(コーナー)に丸みをつけた形。爪をスクエアに整えた後、角をファイルして丸みが出るように仕上げる。
ラウンド側面はストレートで、先端は円周の一部のようなカーブを描いた形。長さ、側面をストレートに整え、側面から中心に向かってカーブを作るようにファイルし、角がない形に仕上げる。
オーバル先端を卵形に整えた形。長さを整えた後、中心に向かって卵形になるように側面から先端中央までファイルし、卵形に仕上げる。
ポイント先端、側面ともにシャープな形。長さを整えた後、中心に向かってシャープになるよう側面から先端中央に向けてファイルし、先端が細くなったカーブに仕上げる。

混同しやすいのはスクエアとスクエアオフ(角の丸みの有無)、そしてラウンドとオーバル(側面がストレートか、卵形か)です。なおネイリスト技能検定3級の実技試験で仕上げる形はラウンドです。

フリーエッジ(爪先)の5つの形。スクエア・スクエアオフ・ラウンド・オーバル・ポイント
5つのカットスタイル

図の5つは、先端の角をどう処理したかで並んでいます。角が残っているものから、丸みが強いものへと変化します。

混同しやすいのはスクエアオフとラウンドです。スクエアオフは先端が直線で角だけ落とした形ラウンドは先端そのものが弧を描く形と区別します。

強度の順も押さえましょう。角が残るスクエアがもっとも丈夫で、とがったポイントがもっとも弱いのが基本です。ただしスクエアは角が引っかかりやすいという弱点もあります。

エメリーボードの扱い方

ナチュラルネイルの長さ、形を整えるためのヤスリをエメリーボードといいます。木の板に紙ヤスリを貼り合わせたもので、ファイルする際は目の粗さが180〜240グリットほどのものを使用します。

グリット数は数字が小さいほど目が粗く、大きいほど目が細かいことを表します。自爪に使うには180〜240グリットが適切で、これより粗いものは人工爪の削り出しなどに使われます。

エメリーボードは指の腹で持ち、強く握りすぎないように注意します。また、ナチュラルネイルにダメージを与えないよう、ファイルは一方向にのみ動かし、往復がけはしてはいけません。あくまでも削る方向は一方向で、戻る方向に動かすときには削らないように注意しましょう。

往復がけがいけないのは、爪の層(3層構造)がめくれて二枚爪の原因になるためです。

ファイリングの際は、エメリーボードの振動が伝わってお客様に不快感を与えないよう、しっかりと指で支えて安定させましょう。

ファイリングの方向の図。エメリーボードを爪に約45度で当て、一方向にのみ動かす
ファイリングは一方向に動かす

図が示すとおり、ファイリングは一方向に動かすのが原則で、往復がけをしてはいけません

理由は爪の構造にあります。爪は薄い層が重なってできているため、往復にこすると層と層の結びつきがゆるみ、二枚爪の原因になります。ノコギリのように前後に動かすのではなく、一方向に滑らせて削ります。

道具の扱いも合わせて覚えましょう。エメリーボードは180〜240グリットを使い、指の腹で持ち、強く握らないようにします。強く握ると力が入りすぎて削りすぎるためです。また削るときはもう一方の手で指を支え、爪が振動しないようにします。

ファイリングのチェックポイント

ファイリングを行う際は、以下のポイントに気をつけて行いましょう。

チェック項目確認すること
長さ希望の長さに整っているか。
先端の形指定されたカットスタイルになっているか。
サイドライン左右が対称で、まっすぐに通っているか。
バリの有無削った際のささくれ(バリ)が残っていないか。
10本のバランス10本すべての長さと形がそろっているか

実技試験では1本ずつの仕上がりだけでなく、10本全体のバランスが見られます。1本だけ長さや形が違うと目立つので、最後に全体を見て確認しましょう。

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ネイルの歴史と技術体系 小テスト(3級)

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