06間違いがちなUVケア

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天気・季節・場所で変わる紫外線

紫外線の強さは、見た目の明るさや暑さだけでは判断できません。天気・季節・場所と、浴びている時間を合わせて考えましょう。

太陽が隠れていても、紫外線がなくなるわけではありません。図は仕組みを簡略化しています。

曇り・冬・涼しい日にも注意

  • 薄い雲を通る紫外線:薄曇りでは、紫外線の80%以上が通過することがあります。「曇りなら対策不要」とは考えないようにします。
  • 冬の雪山:冬は一般に紫外線が少なくても、雪の反射で浴びる量が2倍近くになることがあります。標高が1,000m高くなると紫外線量が約10%増えることも、学習の目安にしましょう。
  • 暑さの感じ方:太陽光で感じる熱さには主に赤外線が関わります。紫外線は暑さとして感じ取れるものではなく、涼しい日も日焼けすることがあります。

水辺や休憩中も、浴びる量を考える

水面で反射した紫外線も肌に届きます。水に入っていても紫外線を十分には防げないため、水辺・水中でも日焼けに注意しましょう。

日陰での休憩は、浴びる量を減らす工夫になります。ただし、それまでに浴びた紫外線の量が、休憩でゼロに戻るわけではありません。一日を通しての積み重なりを考えます。

日焼けした肌や、日焼け止めに頼りすぎない

肌が黒くなる日焼けは、紫外線から身を守ろうとする反応です。健康であることの証明ではありません。黒くなった肌の防御効果はSPF4程度とされ、十分な対策の代わりにはなりません。

日焼け止めを塗った場合も、長時間浴び続けてよいとは限りません。日傘・帽子・衣服・日陰も組み合わせ、浴びる量を減らしましょう。

SPFは重ねても足し算できない

日焼け止めとファンデーションを重ねても、SPFの数字を足し算することはできません。SPFは、それぞれの製品を一定の条件で測定した値です。

SPF30の日焼け止めとSPF20のファンデーションを重ねても、SPF50と足し算できないことを示すイラスト。塗りムラや塗り残しを減らすことが大切と説明している。
重ね使いの効果を、数字の合計では表せません。図中の数値は説明のための一例です。

重ねる意味がない、ということではない

日焼け止めの上にUVカット効果のあるファンデーションやパウダーを重ねることは、防御を補う方法になります。ただし、合計のSPFを決めつけず、塗りムラや塗り残しを減らすことを大切にします。

日焼け止めを二度に分けて重ねるなど、ムラを減らす工夫をしましょう。具体的な使用量・塗り方・塗り直しは、製品の案内に従います。

SPFとPAの役割も区別

SPFは主にUV-Bによる赤くなる日焼けを防ぐ効果、PAはUV-Aを防ぐ効果の目安です。使う場面に合うものを選びましょう。

日焼け止めの落とし方は、表示で確認

日焼け止めの落とし方は、製品の表示で確認します。「ウォータープルーフかどうか」だけでは、必要な洗浄料を決められません。

  • 石けん・ボディソープで落とせる案内がある場合:その案内に合う洗浄料で、やさしく洗います。
  • クレンジング料や専用品の指定がある場合:指定に従います。製品によっては、オイルクレンジングなどが推奨されるものもあります。

汗や水への強さと、洗浄料での落としやすさは別です。石けんで落とせるウォータープルーフ製品もあります。ベースメイクを重ねた日は、重ねた製品の落とし方も確認しましょう。

日焼け止めの落とし方を図で復習する

画面のブルーライトと日焼け止め

夜にスマホやパソコンを見ることだけを理由に、日焼け止めを塗る必要はありません。画面から出るブルーライトの肌への影響と、日中の太陽光による影響を分けて考えます。

同じ青色光でも、強さが違う

ブルーライトは、目で見える光の一部です。太陽光にも含まれています。太陽光に含まれる強いブルーライトについては、肌への影響が研究されています。

一方、スマホやパソコンの画面から出る光は太陽光に比べて弱く、通常の使用で同じような肌への影響があるとは考えられていません。「画面を見たら、すぐシミが濃くなる」と受け取らないようにしましょう。

日中の室内では、窓からの紫外線を確認

画面の光への考え方と、窓越しに入るUV-Aへの対策は分けます。室内の紫外線は、次の項目で確認しましょう。

室内でも紫外線対策は必要か

室内で過ごす日も、窓から入る紫外線に注意しましょう。紫外線の一種であるUV-A(紫外線A波)は、一般的な窓ガラスを通り抜け、肌に届きます。

閉めた窓のそばで本を読む人に、窓ガラスを通ったUV-Aが届く様子。ピンクの矢印で紫外線の進む方向を示す。
窓を閉めていても、UV-Aは室内の肌に届きます。矢印はその様子を示した模式図です。

UV-AとUV-Bの違いを整理

肌の断面を比較した模式図。UV-Aは表皮を通って真皮まで届き、UV-Bは主に表皮に作用する。UV-Aを防ぐ目安はPA、UV-Bを防ぐ目安はSPFと示している。
SPFは主にUV-B、PAはUV-Aを防ぐ効果の目安です。肌の層や紫外線の届き方を簡略化した模式図です。
UV-A(紫外線A波)
一般的な窓ガラスを通り、肌の奥にある真皮まで届きます。シワやたるみなど、光による肌の老化に関わります。
UV-B(紫外線B波)
一般的な窓ガラスで多くが遮られます。肌には主に表皮に作用し、赤くなる日焼けや、シミ・そばかすの原因になります。

どちらも肌に影響を与えるため、日焼け止めなどで両方に備えることが大切です。「赤く日焼けしなければ、紫外線の影響はない」とは考えないようにしましょう。

室内では、どんな対策をする?

日中、窓際などで過ごすときは、日焼け止めや、UVカット効果のある化粧品を取り入れましょう。

  • 日焼け止めは、製品に表示された使用量・使い方に従います。
  • 下地・ファンデーション・フェイスパウダーを使う場合は、UVカット効果の表示があるか確認しましょう。

「室内だから大丈夫」と決めつけない

窓ガラスの種類やUVカット加工によって、紫外線の通りやすさは異なります。特に窓際で長く過ごすときは、窓越しの紫外線にも気を配りましょう。

日焼けをしたあとの対処

日焼けで肌がほてっているときは、いつものお手入れを続ける前に、まずやさしく冷やしましょう。赤みやほてりは、紫外線による炎症のサインです。

日焼けで少し赤くなった腕に、水でぬらした青いタオルをやさしく当てて冷やすイラスト。こすらず、手を軽く添えている。
水でぬらした清潔なタオルを、肌にそっと当てて冷やします。強く押したり、こすったりしないようにしましょう。

ほてりがある間は、冷やすことを優先

日差しを避けた場所に移動し、水でぬらしたタオルや、やさしい水流の冷たいシャワーなどで冷やします。氷や保冷剤を肌に当てて冷やすことは避けましょう。

日焼け後の肌は敏感です。日焼け止めを落とすときも、製品に表示された落とし方に従い、強くこすらずやさしく洗います。

ほてりが落ち着いたら、やさしく保湿

強い赤みやほてりが落ち着いたら、肌に合う保湿剤をやさしくなじませ、乾燥を防ぎましょう。しみたり、刺激を感じたりするものを無理に使い続けないようにします。

美白ケアやシートマスクを急がない

ほてりが残っている間は、集中ケアより肌を落ち着かせることを優先します。美白化粧品やシートマスクを取り入れる場合も、肌の状態と製品の使用方法を確認してからにしましょう。

痛みが続く・水ぶくれや腫れがあるとき

ヒリヒリした痛みが続く、水ぶくれや腫れがある場合は、皮膚科などの医療機関に相談しましょう。水ぶくれを自分でつぶさないようにします。

発熱やめまい、吐き気など、体調にも異変があるときは早めの受診が必要です。化粧品だけで対処しようとせず、医療機関で相談してください。

日焼け止めの使い切り

一度開封した日焼け止めは、翌年まで長く取り置きせず、できるだけ早めに使い切りましょう。開封後は、時間の経過や保管状態によって品質が変わることがあります。

使う前に、中身の変化を確認

  • 分離:購入時と違い、中身が分かれたままになっている
  • におい:いつもと違う、変なにおいがする
  • 色:購入時と比べて変色している

このような異常がある場合は、使わないようにしましょう。もともと振って使う製品もあるため、使い方は製品の表示で確認します。判断に迷うときは、メーカーに問い合わせましょう。

「年を越したか」だけで判断しない

早めの使い切りを心がけることと、すべての製品が年を越すと一律に使用できなくなることは別です。使用期限・開封後の期間・保管方法が指定されている場合は、その案内を優先します。

未開封のものと、開封したものを区別

未開封の保管についても、製品の指定を確認しましょう。特別な指定がなければ、直射日光・高温多湿・大きな温度変化を避けます。「未開封なら、どんな置き方でもよい」という意味ではありません。

化粧品の使用期限を復習する

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間違いがちなUVケア 小テスト(3級)

全13問・解説付きの小テストです。この章の内容を3択問題で確認できます。

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