教科書|分野 7/12
07間違いがちなベースメイクアップ
ファンデーションに乳液やオイルを混ぜてよいか
乳液やオイルを足して使いたくても、基本は、ファンデーションと別々に使いましょう。まずは、それぞれの製品に書かれた使用方法を確認します。
混ぜると、製品の働きが変わることがある
ファンデーションは、成分の配合やバランスを考えてつくられています。乳液やオイルなどを混ぜると、のび方や仕上がり、成分の働きが変わり、もとの製品で想定された特徴を十分に保てないことがあります。
メーカーが混ぜて使う方法を案内している製品では、組み合わせや分量など、その案内に従います。
とくに、容器の中で混ぜない
ファンデーションの容器へ別の化粧品を直接足すと、品質の変化に加え、細菌などの微生物が入り込むおそれがあります。残っている中身全体に影響するため、容器の中で混ぜて保管することは避けましょう。
「そのとき使う分だけ」という補足
どうしても混ぜる場合は、必要な分だけを容器から出し、手のひらなどで合わせて、その場で使います。混ぜたものを取り置きしたり、容器へ戻したりしません。
ただし、少量を出せば、どの組み合わせでも問題なく使えるという意味ではありません。製品の働きや仕上がりが変わる可能性は残ります。混ぜてよいか分からないときは、自己判断で組み合わせず、メーカーに確認しましょう。
覚え方
基本は別々に。
容器には足さない。
「使う分だけ」の補足を、何でも混ぜてよいという意味に広げない。
毎日のメイクは肌の負担になるか
健康な肌で、肌に合う製品を適切に使っているなら、「毎日メイクをしているから肌に悪い」と決めつける必要はありません。製品選びだけでなく、落とし方や、そのあとのお手入れまで合わせて考えましょう。
ベースメイクには、肌を守る役割もある
ファンデーションなどのベースメイクには、肌をきれいに見せるだけでなく、次のような機能を備えた製品があります。
- うるおいを保つ:水分を保ち、乾燥を防ぐ。
- 皮脂をコントロールする:余分な皮脂によるテカリなどを抑える。
- 外からの刺激に備える:紫外線や、花粉・PM2.5などの微粒子から肌を守ることを目的としたものもある。
これらの働きは、すべての製品で同じではありません。UVカット効果はSPF・PAなどの表示を、微粒子への対策はメーカーの機能表示を確認します。肌荒れ予防を目的とした薬用の製品(医薬部外品)もあります。
落とすときに、こすりすぎない
メイクが気になるからといって、何度も強くこすったり、必要以上に洗ったりすると、皮脂やうるおいを取りすぎて、肌の負担になることがあります。
使ったメイク用品とクレンジング料の「落とし方」を確認し、製品の案内に合う量・使い方で、やさしく落としましょう。
落としたあとは、保湿まで
メイクを落としたあとは、肌に合う化粧水や乳液・クリームなどで保湿します。メイク中の機能と、落としたあとの保湿は、両方を大切にしましょう。
肌に異常があるときは、無理をしない
傷や湿疹、赤み・かゆみなどの異常があるときは、「メイクで守れるから」と使用を続けず、いったん使用を控えましょう。肌の状態に合わせて判断することが大切です。
日焼け止めがあれば化粧下地は不要か
日焼け止めを塗れば、化粧下地がいつも不要になるわけではありません。紫外線への対策と、ファンデーションの仕上がりを整える働きを分けて考えましょう。
下地は、仕上がりと化粧もちを支える
化粧下地は、ファンデーションを肌になじみやすくし、密着を助けるものです。きれいな仕上がりを保ちやすくするため、ファンデーションの前に使うのが基本です。
3通りの組み合わせを比べる
- 日焼け止め+化粧下地+ファンデーション
日焼け止めと下地を両方使う
紫外線への対策は日焼け止めで、ファンデーションのつきや仕上がりは下地で整える組み合わせです。両方使うときは、日焼け止めを先に塗り、そのあとに化粧下地を重ねます。
- UVカット下地+ファンデーション
下地で紫外線対策も兼ねる
UVカット効果のある化粧下地なら、別の日焼け止めを省ける場合があります。使う場面に合うSPF・PAを選び、使用量や塗り直しなどの製品の案内を守りましょう。
- 日焼け止め+ファンデーション
下地を省くときは、兼用の表示を確認
下地の働きがない日焼け止めで代用すると、ファンデーションが均一につきにくい、カバー力や化粧もちが変わる、ヨレやくずれが出やすいなど、仕上がりに差が出ることがあります。「化粧下地としても使える」と案内された日焼け止めでは、下地を省ける場合があります。
組み合わせの相性も確認する
メーカーは、下地とファンデーションを組み合わせたときの密着性・化粧もち・カバー力・仕上がりのバランスなども確認して製品をつくっています。同じブランドで組み合わせが案内されている場合は、相性を選ぶ手がかりになります。
重ねる数より、役割と使い方を確認
日焼け止めと下地を両方使っても、SPFの数字は足し算できません。UVカット下地を使う場合も、使用量を自己判断で減らさず、製品の案内に従いましょう。
ファンデーションのつけ方
ファンデーションは、顔の部位ごとにつける量を調節します。皮脂が出やすいところや、表情でよく動くところは薄く。頬は、それらの部分より少し多めにカバーするのが目安です。
| 部位 | つける量・理由 |
|---|---|
| Tゾーン (額・鼻) | 薄く皮脂が多い。 |
| 目元 口元 | 薄く皮膚が薄く、乾燥しやすい。 |
| 眉間 目尻 ほうれい線 | 薄く表情で動き、くずれやすい。 |
| 頬 | 少し多め比較的動きが少なく、くずれにくい。シミなどのカバーに。 |
「少し多め」は、部位同士を比べた目安
頬は、薄くする場所と比べてカバーを少し足すイメージです。全顔に使う量をむやみに増やさず、製品の使用量・つけ方を目安にしましょう。リキッドやパウダーなど、タイプによっても使い方は異なります。
薄く仕上げる場所をつくることが、化粧くずれを防ぎ、自然に見せる工夫につながります。気になる部分も、肌の様子を見ながら少しずつ調節しましょう。
屋外でメイクが白浮きする理由
室内ではちょうどよく見えたのに、外に出ると白っぽく見えたり、メイクが濃く感じられたりすることがあります。その違いには、塗り方だけでなく、光も関わっています。
同じメイクでも、光で見え方が変わる
室内の照明と屋外の太陽光では、肌やファンデーションの色の見え方が異なります。室内で見た仕上がりと、外で見た印象に差が出ることがあると覚えましょう。
自然光の入る室内でメイクする
白浮きや、思ったより濃い仕上がりを防ぐ工夫として、自然光の入る部屋でメイクをします。窓からのやわらかい明るさを利用し、仕上がりを確かめましょう。
難しいときは、照明の色を見直す
自然光を取り入れにくい場所や時間帯では、昼白色など、太陽光に近い色の照明を使う方法があります。照明を選ぶときは、製品の光の色の表示を確認しましょう。
間違いがちなベースメイクアップ 小テスト(3級)
全12問・解説付きの小テストです。この章の内容を3択問題で確認できます。
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