12ネイルカウンセリング

カウンセリングの2つの要素

カウンセリングは、「情報収集」と「サービスの提案」の2つの要素で構成されています。ネイルケアの手順の中では、ポリッシュオフの次、ファイリングの前に行います。

まず情報収集から始まります。お客様が予約をされる時から始まっており、カウンセリングシート(カルテ)に、年齢や職業、アレルギーの有無などを記入していただき、把握します。

次に、お客様の爪や皮膚を注意深く観察し、触診等でより細やかな分析を行います。あらゆる情報を集めることで、お客様が望まれている事がわかったら、ネイリストとしての知識、経験を生かして、お客様に合ったネイルサービスを提案します。

つまりカウンセリングとは、爪や皮膚の状態(病気・アレルギーの有無)やライフスタイルを確認し、適切な施術内容を決めるための工程です。

カウンセリングの流れ

ネイルサロンでの施術は、次の流れで進みます。カウンセリングが施術の前に位置することを確認しましょう。

工程内容
1予約を受けるご希望のサービス内容を確認し、十分な時間を取って計画的に予約を入れる。
2来店お客様をお迎えする。
3カウンセリングシートに記入年齢、職業、アレルギーの有無などを記入していただく。
4カウンセリング問診・視診・触診を行い、爪や皮膚の状態を把握したうえでサービスを提案する。
5施術提案した内容で施術を行う。施術中の内容もカウンセリングシートに記入する。
6カウンセリングシートに記入施術の履歴を記録し、次回以降の来店時に役立てる

カウンセリングシートは、書いて終わりではありません。以降の来店の際に役立てることで、お客様との深い信頼関係を築くことにつながります。

カウンセリングシート(カルテ)の図。年齢や職業、アレルギーの有無などを記入する用紙
カウンセリングシート(カルテ)

カウンセリングシートの記入項目

来店されたお客様に、まず記入していただく項目です。

記入していただいたあと、問診・視診・触診によってライフスタイル・スキンタイプ・ネイルタイプなどの分析とチェックを行います。アレルギーの有無もここで把握します。

カウンセリングでの心構え

カウンセリングでは、施術中のなにげない会話の中でも行われます。お客様の好みや興味のある事、趣味等を聞き出します。その際、決して個人的な事柄を詮索するような印象を与えないように、細心の注意を払ってください

もちろん、そういった事柄を他に漏らすような事があってはいけません。お客様の個人情報にあたるため、取り扱いには十分注意します。

また、ネイリストは医療従事者ではないため、診断や治療にあたる行為はできません。爪の異常を見つけた場合も「〇〇という病気です」と断定することは避け、状態を伝えたうえで専門医の受診をすすめる形にします。これは医師法に関わる重要な線引きです。

お客様の疑問や質問には的確に応えることが求められます。あいまいな受け答えは信頼を損ないます。

ネイルサービスに関する確認事項

カウンセリングでは、お客様に確認していただくべきことが決まっています。施術前・施術後・人工爪装着後・人工爪の除去の4つに分けて押さえましょう。

場面確認する内容
施術前の
注意点
爪の病気、感染性の疾患がないか
手指に皮膚疾患がないか
ネイル化粧品などでカブレを起こしたことがないか
施術後の
注意点
・爪に色調変化やその他の異常、違和感があった場合は、かならず連絡いただく
人工爪
装着後の
注意点
2〜3週間後にかならずメンテナンスのために来店していただく
・爪に亀裂やひび割れ、リフティングなどが起こった場合は、すぐに来店していただく
人工爪の
除去について
無理に人工爪を除去するとナチュラルネイルにダメージを与えるため、かならず来店していただく
人工爪装着後に起こるトラブル。爪先に横方向の亀裂、中央に縦方向のひび割れ、根元が浮いてすき間ができるリフティング
人工爪装着後に起こるトラブル

数字は人工爪のメンテナンスは2〜3週間後の1つです。また、お客様がご自分で無理に外さないよう伝えるのも、ナチュラルネイルを守るための大切な説明です。

シートと個人情報の扱い

これらを確認していただくためのシートを用意し、お客様の署名をいただくようにします。また、シートには個人情報の取り扱いに留意している旨を明記します。

施術が終わったら、カウンセリングシートに施術した内容を履歴として記入します。次回以降のサービスに生かすためで、カウンセリングは予約を受けるときから、施術後の記録までが一連の流れになっています。

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プロ意識・サロン環境・法規 小テスト(2級)

この章の内容を含む小テストです。毎回ランダムに出題されます。

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